記憶術は脳学から
脳は関連から記憶になる。だから、学生の心をつかんで関連する事を使う。
記憶されてもシナプスが作られなかったら、ただの思い出せない記憶に過ぎない。
■ 丸暗記でなく理解して勉強を進めること。
■ 最初の記憶から1カ月以内に復習しないと必要ない知識と判断されて忘れてしまう。
ポイント: 必ず復習すること。
具体的には復習は次のプランでやる。
1. 学習した翌日に1回目の復習。
↓
2. その一週間後に2回目。
↓
3. 2回目の復習から2週間後に3回目。
↓
4. 3回目の復習から1カ月後に4回目。
計4回の復習 期間は全部で約2カ月になる。
最初の記憶から1カ月以内に復習しないと必要ない知識と判断されて忘れてしまう。
必ず復習すること。
■ 1日6時間以上寝ること。
■ 基礎から応用へというステップで勉強すること。
■ 一つの科目を集中して勉強してから次の科目へうつること。
Ⅰ 好奇心を持って勉強すると脳にθ波が生じ記憶力がアップする
Ⅱ 喜怒哀楽といった感情を絡めながら勉強すると扁桃体が刺激され記憶力がアップする
Ⅲ 空腹や寒さは脳に危機感を感じさせ記憶力がアップする
Ⅳ ストレスはマイナス要因 ストレスは記憶を阻害する
「甘い→・・・」「蜜→・・・」「木→・・・」「青森→・・・」みたいに関連付けして
どんな単語からでもすぐにリンゴが連想出来る・思い出せる様にしないとダメ。
幸せが焦点の未来
勉強も幸せのために。
原料の産業が飽和したら、製品を作り出す産業が生まれ、
製品の産業が飽和したら、サービスを作り出す産業が生まれます。
最後のサービスの産業が飽和したら、次はハッピーを生み出す産業が生まれてくる
といった内容です。 飽和としていますが、簡単にいうと競争が激化するからつぎの産業にシフトせざるをえないとお考え下さい。さまざまな企業が製品からサービス化への流れへとシフトしているのは容易にお分かりかと思います。車、ブランド品 といったモノがあまり売れなくなり、旅行やエステ、スポーツジム、電話やネット(コミュニケーション)などのサービス産業にお金はシフトしています。
そのサービスの産業が飽和、または差別化するときには、お客様にハッピーを届けるしか差別化できないと言われているのです。
メモる。書き留める が脳にへばりつく
学生がなかなか憶えられないのは書かないから。ノート一冊もたせて、何でも書く。それを宿題として、提出。テストは書かせる。
手帳は外付け記憶領域であり、第二の脳であり、本当の自分です。自分の行動や考えを客観的に文字で眺めることで、私たちは本当の自分を見つめることができます。その文字を書いたのがあなたであるかぎり、あなたの文字だけで綴られたその手帳は間違いなくあなたの分身です。
記憶領域の観点からすると、私たちの脳では記憶量に限界があります。記憶内容も時間とともに劣化します。必要なことを全部覚えようとすると、それだけで頭の中がゴチャゴチャした経験はありませんか?
記憶が劣化しても大丈夫なように、忘れるためにも手帳に記帳しませんか。
1。キレイに書こうと思わないこと
- なんでも書きこむ
- 思いついたら即記入
- グダグダだって構わないli>
- 毎日眺める
- とにかく眺める
- 1日に何度も眺める
- 書くことが目的ではない。目的は、眺めた先で手に入る「再考力」「閃き」「記憶」
毎日眺めることが辛いよ派
どんなに素晴らしい手帳を用意して、どんなに素晴らしい内容を書きこんでも、書いたモノを眺めなければあまり意味がありません。
どうしても三日坊主になってしまう方はこちらの方法をご参考下さい。
- トイレのカレンダーにゴリゴリ書く。トイレにペン常備
- 作業机の上にノートを用意し、常に見開き状態にしておく
- 手帳に重要なことをメモり、手帳をみないとわからないようにしておく
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山間に突然現れた山羊の大群と世話するおじいさん。これこそギリシャで見たかったもの。
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学習者は個人的な親密によって動機が高まる。がんばれる。友情をうらぎるのは人間の得にならない。友情を高めるのが得になる。自分が気持ち良く生きられる。
テストの結果を材料に良かった事、少しがんばってほしい事等、話し合えばそこからがんばってくれる。
成功する作り方 ソニーによる
ソニーの成功の鍵は以下だ。これを日本語教育に対応してみる。
第1条:客の欲しがっているものではなく客のためになるものをつくれ学生、世界のためになる教材、教育法を見つける。第2条:客の目線ではなく自分の目線でモノをつくれ教師の目線で教育する。
第3条:サイズやコストは可能性で決めるな。必要性・必然性で決めろ
クラスの時間数、学生数や教材の値段は必要で必然を焦点。
第4条:市場は成熟しているかもしれないが商品は成熟などしていない
教科書は色々、だが成熟した教材はないと思え。
第5条:できない理由はできることの証拠だ。できない理由を解決すればよい
学生が学習出来ない理由は出来るのに出来ていない、ゆえに出来るようにする。
第6条:よいものを安く、より新しいものを早く
良い教師、教材を安く、新しい教育、教材を早く使え
第7条:商品の弱点を解決すると新しい市場が生まれ、利点を改良すると今ある市場が広がる
教師、教材の弱点を解決するための新しい市場を。利点を改良、市場を広げる。
第8条:絞った知恵の量だけ付加価値が得られる
知恵を絞れ。付加価値をその知恵から得よ。
第9条:企画の知恵に勝るコストダウンはない
第10条:後発での失敗は再起不能と思え
第11条:ものが売れないのは高いか悪いのかのどちらかだ
教育産業倒産理由は高いか悪いかだ。
第12条:新しい種(商品)は育つ畑に蒔け
教育が育つ畑に蒔け。
第13条:他社の動きを気にし始めるのは負けの始まりだ
他の動きを気にするな。負けだ。
第14条:可能と困難は可能のうち
困難は可能性の一分だ。
第15条:無謀はいけないが多少の無理はさせろ、無理を通せば、発想が変わる
無理を通すと発想が変わる。
第16条:新しい技術は、必ず次の技術によって置き換わる宿命を持っている。それをまた自分の手でやってこそ技術屋冥利に尽きる。自分がやらなければ他社がやるだけのこと。商品のコストもまったく同じ
第17条:市場は調査するものではなく創造するものだ。世界初の商品を出すのに、調査のしようがないし、調査してもあてにならない
世界初めての教材は創造から作る。
第18条:不幸にして意気地のない上司についたときは新しいアイデアは上司に黙って、まず、ものをつくれ
上司に黙って作れ。